West SideのGangsta Rapの先駆者として一世を風靡したグループ
N.W.A.の元メンバーである
Ice Cube、
Dr.Dreや
Snoop
Doggからもリスペクトをうけるリアルストリートテラー
WC、そして
Ice Cubeの弟分としてWest Sideを盛り上げるべくデビューした
Mack
10、この3人による、言ってしまえば「最強グループ」がWestside Connectionである。
この三者三様にしてチンピラの脅しのごとき迫力のあるラップを前に、チビリそうになったのは一人や二人じゃないはず。加えて、コンクリートのように硬いビートにブリブリベース全開、G-Funkの不気味なシンセ音。攻撃を緩めることのない楽曲郡に、我々は白旗を振ることしか出来まい。
そんな彼らは、1996年に1stアルバム「Bow Down」をリリースした後、なかば活動休止のような状態になっていたが、ついに2003年に実に7年ぶりとなるアルバム「Terrorist
Threats」をリリース。
まだまだ現役ヴェテラン猛者ラッパーであり、ウェッサイ・ハードコアの在り方を世間に改めて示したのだ。