本名 : Warren Griffin III
生年 : 1970年11月10日
出身 : Long Beach-California
Warren Gは、異母兄弟である
Dr.Dreと共に1990年初頭にG-Funkというジャンルを確立し、それまで東海岸一辺倒であったHipHop勢力図に、西の勢力を知らしめた。
また彼はWest Coast界のBig Starである
Snoop Doggを
Dr.Dreに紹介した張本人であり、彼無しでは今のWest Coast界は存在しないといっても過言ではない。
ハイスクール時代に
Snoop Dogg、
Nate Doggと共に213と言うグループを組む。
1994年にDefJamからアルハ゛ム「Regulate...G Funk Era」でデビューする。
アルバム収録曲であるMichael McDonald「I Keep Forgettin' (Every Time You're Near)」をサンプリングした「Regulate」はUS Top 10 single chartを制する。
1997年に、2ndアルバム「Take a Look Over Your Shoulder」をリリースする。
UK chart number 2とい好セールスを記録した「What's Love Got To Do With It」等のHit作を生んだ。
その後Def Jamを離れBMGへと移籍し、1999年に3rdアルバム「I Want It All」をリリースする。
また2001年にはUniversal recordsと契約をかわし、4thアルバム「The Return Of The Regulator」をリリースしている。
彼のサウンドはいわゆるG-Funkであるが、アクの強い毒々しいものではなく、せせらぎの如く穏やかな流れを感じさせるシンセサイザーによって、スムースでまったりとしたレイドバック感を充満させている内容だ。そしてソウルネタのなかでもサンプリング頻度の高い耳馴染みのあるものをキーボードで弾き直し、分かりやすいサウンドを演出。またラップのほうも実に堂々とした落ち着き払ったスタンスで、まるでデオドラント効果を持っているかのようにまったく「汗臭さ」を感じさせない。
押しの強いサウンドが溢れるシーンの中にあって、全体を包み込む落ち着き感がイージーリスニング的にも扱われる数少ない癒し系アーティストだと言える。